お足元が悪い中

ひとり映画感想文集

「500円でうまい棒50本買う」的な話(今週のお題「30万円あったら」)

 

今週のお題「30万円あったら」

 

 大金じゃん。どうしよう。以前ロンドンに旅行に行ったが、その時の予算でも20万円くらいだった。2月末の飛行機が安い時期で、10日で20万。プラス10万……ロンドン15日行けるじゃん? いや、それはちょっと単純すぎるな。

 

 うーん。

 しばらく考えてみたが、「おやつ代500円でうまい棒を50本買う」みたいな思考にしかならなくて、その貧相さにちょっと落ち込んでいる。

 最近、映画館の料金が2000円に値上げされた。何年か前は1500円くらいだったと思うのだが、なかなかつらいな……と思う。30万円あったら映画館で150回も映画観られるじゃん。すご! 

 別に何も150本違う映画を観なくてもいい。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』を150回観ても良いわけだ。時間的な問題とか、スパイダーバース150回観たら情報量でどうにかなるとかそういうのは一回置いといて、それも選択肢になるということだ。だって私の30万円なんだから。選択肢が増えるとはいいことだ。現に私のTwitterのTLには、『トップガン:マーヴェリック』をそれくらい観ているのではという人をちらほら見かけるし。

 

 本。無限だな〜。エドワード・ゴーリーの本全部欲しい。あとなんか綺麗で鈍器みたいな図鑑とかも欲しい。私が生涯で買った本で一番高かったのは3万円くらいするティム・バートンの画集(当時生まれた姉の子供くらいの重さだった)なのだが、そういうやつもっと欲しい。

 旅行? 私は学生時代に友達と『水曜どうでしょう』の真似事をしてサイコロの旅をやったことがある。青春18きっぷと宿泊代、食事代で一回3〜4万円ぐらいの貧乏旅だった。30万円あったらサイコロ10回できるってこと? それは……怖いな……。余談だがあれは四国に入ったら本当になかなか出られないのである。バリアでもあんのかってぐらい。

 リーボックのスニーカー欲しい。

 寄付もしたいな。今LGBTQIA+の若者に向けた活動をする団体に少額ながら毎月寄付しているのだが、金額を上げることができる。

 すげー良い画材とか欲しい。世界堂で売ってる二度見するくらいの値段の紙と絵の具とか。

 プロジェクターとスクリーンとかいいな。プロジェクターとスクリーンって30万円で買えんのかな……? スクリーンがなくても白い壁があればいけるのか……? 無知を露呈しそうなので詳しく書くのはやめておこう。

 

 色々書いて思ったが、お金があるとは選択肢があるということだ。より良いものとかより好きなものとかを選ぶことができる。使えるお金が少なくて選択肢が狭まるとストレスになる。そのストレスは結構なものだ。思うところが色々あるお題である。

 今気づいたんだけど、確かうまい棒ってもう500円で50本も買えないよね……?